新製品情報 【データロガ機能付きCo2モニター】
【本製品の開発状況】
試作機評価を実施中 2020年夏季での発売に向け準備中です。
本製品の最新情報は弊社ホームページにて随時更新予定です。
新しい生活様式への対応
新型コロナウイルスの感染リスクを軽減させる為、厚生労働省より【新しい生活様式】が
公表されました。
その中で3密状態「密集、密接、密閉」の回避やこまめな換気を行うことが推奨されて
おりますが弊社はCo2センサーを搭載したロガー機能付きモニターを用いた効率的な換気を
提案致します。
これから夏に向けてエアコンの使用など、つい長時間屋内を密閉状態にしてしまいがちです。
そのような状況においてCo2モニターを使用することで適切な換気のタイミングを判断することが
可能になります。
弊社Co2モニターの魅力 〜シンプルかつ機能的に〜
本製品は毎日のCo2変化を記録し換気状況の比較を容易にします。
ログ機能の条件はある程度固定化することでお客様による煩わしい設定の
必要は無く、電源投入後直ぐに【測定】&【記録】が開始されます。
メモリーカードを挿入しておくことでログは毎日自動保存されますので電子機器の
扱いに不慣れな方でも簡単に使用できます。
- 4.3inchカラー液晶パネルを用いた直感的で分かりやすいユーザーインターフェース
タッチパネル付き液晶で簡単操作
数値表示とグラフでの表示を自由に切替可能 - 3段階で室内の大気状態をお知らせ
Co2の測定値より大気状態を【通常】【注意】【警戒】の3段階でユーザーにお知らせ
各閾値は使用環境に合わせて自由に設定ができます。 - 毎日のCo2、温度、湿度データを記録
本製品は1分間おきの各測定データを記録するログ機能を実装しています。
本体内部メモリのみで最大7日分の測定データを保存可能です。
外部メモリーカードとの併用で更に長期間にわたってデータ保存が可能となります。 - 表示中のグラフデータの画像データ化
リアルタイムでのグラフ表示時、過去ログデータのグラフ表示時において画面保存ボタンを
タッチすることで現在液晶に表示中のグラフを画像データ(bmp)で保存できます。 - 測定、記録、データ閲覧、全てこれ1台で完結
本体内部、外部メモリーカードに保存されているデータはPC、携帯等の連携など必要なく
本体のみでいつでも閲覧可能です。弊社のある一日の測定ログを本体で表示したイメージです。
この日はほぼ24時間測定しましたの横軸の時間は24時間スケールで表示されます。弊社は8:30〜17:30までの営業時間ですがその時間に合わせCo2の値が上昇
していることが確認できるかと思います。途中Co2が低下しているのは
昼休みの換気の実施や測定中の部屋への入退室の影響によるものです。
Co2を測定し換気状態を可視化
屋外のCo2濃度は大体400ppm程度(2020年時点)と言われており
この値に近いほど外気に近い状態であるという判断になります。
密閉した部屋に1人で換気せずに30分滞在すると以下のようになりました。
測定開始時は430ppm程度でほぼ屋外でのCo2濃度と変わらない程度ですが
一人で30分間滞在しているだけでも570ppmまで上昇しました。
弊社モニターで取得したデータです。(画面保存機能を使用)
上記の状態から、換気(換気扇を動作&扉開放)を実施して30分後のグラフです。
換気によって測定開始時と同等のCo2濃度となりました。
弊社のロガーでは温度も同時に測定しておりますが1時間での温度変化≒1℃程度に
対してCO2の濃度変化はかなり顕著ではないでしょうか?
しかし1時間滞在中Co2の上昇による体調、感覚の変化は感じることはありませんでした。
人間は温度の変化に対してはある程度感覚で対応ができますがCo2濃度の上昇については
なかなか判断ができません。
Co2濃度は空気環境の目安
実はCo2濃度はビルなどにおける空気環境の衛生基準として1000ppm以下に管理する
ことが望ましいという指針があります。
室内に停滞するおそれのある有害化学物質や病原微生物を排除するために、
新鮮な外気が必要なのですが、各物質や微生物をそれぞれ測定することは困難な為、
Co2濃度を目安にすることで換気状況が判断できると考えられています。
現在の環境で十分な換気ができているのかという判断にはCo2モニターなどによる
大気状態の数値化が必要になると考えています。
Co2モニタの運用例
- 室内の空気環境の確認
- 過去データとの比較による効果的な換気方法の構築
- 施設、店舗等での換気能力に応じた入室人数や利用時間の目安に
- 空気環境を整えることによる仕事・勉強の効率化
【換気の悪い密閉空間はコロナウイルス感染リスクの要因の1つに過ぎません】
本製品で測定した室内のCo2濃度が【通常】の状態であってもソーシャルディスタンスの確保、
マスクの着用、消毒の実施などには十分に配慮して下さい。
逆にCo2濃度が【警戒】を超えていても必要以上に不安になられることはございません。
Co2自体は空気中にありふれた物質ですので普段の生活環境で問題になることはまずありません。
濃度が3000ppmを越えてもその状態で長時間過ごすことで人によっては頭痛、眠気などを感じることが
あるという程度です。まずは落ち着いて室内の換気を実施して下さい。
category -お知らせ 2020/06/05 12:00